2026/7月/24
「最近、走ると膝が痛い…」・「かかとが痛くて走れない…」
このような悩みは、成長期の子どもには決して珍しいものではありません。
成長期は骨が急激に伸びる一方で、筋肉や腱の柔軟性が追いつかず、繰り返し走ることで様々なスポーツ障害が起こりやすい時期です。実際に、小児のスポーツ障害の約半数はオーバーユース(使いすぎ)による怪我であり、多くは適切なトレーニングや休養によって予防できると報告されています。
① オスグッド病(膝の痛み)
症状
・膝のお皿の下が痛い
・走る、ジャンプで痛みが強くなる
・押すと痛い
原因
太ももの前(大腿四頭筋)が硬くなり、成長途中の骨を繰り返し引っ張ることで炎症が起こります。
予防
- 太もものストレッチ
- 股関節・お尻の筋力強化
- ジャンプやダッシュ量の管理
- 痛みがある時は無理をしない
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② シーバー病(踵骨骨端症)
症状
・かかとが痛い
・走り始めや運動後に痛む
・つま先立ちで痛みが出る
原因
成長期の踵の骨に、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が繰り返し引っ張られることで炎症が起こります。
予防
- ふくらはぎのストレッチ
- 足裏の筋力トレーニング
- クッション性のあるシューズ
- 練習量を急に増やさない
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③ シンスプリント
症状
・すねの内側が痛い
・走る距離が増えると悪化する
原因
急な練習量の増加や、着地時の衝撃が積み重なることで起こります。
予防
- 徐々に走行距離を増やす
- 股関節・体幹の強化
- 足首の柔軟性改善
- 練習後のアイシング
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④ 疲労骨折
症状
・同じ場所がずっと痛い
・押しても痛い
・安静でも痛みが続くことがある
原因
骨に小さなダメージが蓄積することで発生します。
予防
- 急激な走行距離アップを避ける
- 十分な睡眠
- バランスの良い食事
- 痛みを我慢して走らない
近年の研究では、成長期ランナーではエネルギー不足や栄養不足(Relative Energy Deficiency in Sport:RED-S)も疲労骨折などのリスクを高めることが示されています。
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⑤ 足首の捻挫
短距離・長距離を問わず多い怪我です。
予防
- バランストレーニング
- 片脚立ち
- ジャンプの着地練習
- 足首周囲の筋力強化
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一番大切なのは「基礎づくり」
最近では、ウォーミングアップにバランス・筋力・ジャンプ・アジリティを組み合わせた20分以内のプログラムを行うことで、スポーツ障害を約30〜40%減らせることが報告されています。
RDC Academyでも大切にしているのは、
- 正しい走り方
- バランス能力
- 股関節の使い方
- 着地動作
- 体幹の安定性
といった「速く走るため」だけではなく、「怪我をしない身体づくり」です。
まとめ
子どもの怪我は「成長だから仕方ない」と思われがちですが、多くは日頃のトレーニングや練習量の管理で予防できます。
成長期だからこそ、
速く走れる身体と怪我をしにくい身体を同時に育てることが、将来の競技力向上にもつながります。
今日の練習だけではなく、「5年後、10年後も元気に走れる身体づくり」を大切にしていきましょう。
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